Business Insiderの2023年3月13日の記事より、アメリカの凄腕Webライターの仕事術を紹介します。
今回、紹介するニューマンさんは2014年からFiverr(アメリカの仕事マッチングサイト)に登録し、コピーライティング業から副業を始めました。副業を始めてからしばらくすると、アマゾンの商品説明文を代筆する専門ライターに転じ、それから毎年15万ドル(約2200万円)の収入を得ています。
2023年半ばでニューマンさんがFiverrで得た収入が120万ドル(約1億7600万円)を超えたそうです。だいたい9年ほどで120万ドルを稼いだビジネスの構築方法を見ていくことで、Webライターとしての仕事の発展性、収入アップに取るべき行動の参考になると思い、取り上げてみました。
120万ドル稼いだ凄腕Webライターのビジネス構築方法とは
彼がアマゾンで商品を売る人向けに行っていることは以下になります。
- Fiverrに自分のプロフィールを登録
→自分はどういうサービスを提供できるかをFiverr上で宣伝 - 顧客と商品の販売方法、仕事の納期のすり合わせ
- 売りたい商品の理解や販売目標を達成するための最適な方法について、Fiverrのチャット機能を使って顧客と共有
→SEO対策、キーワードの使い方の共有 - 上記をもとに最終的なコンセプトをまとめる
- 商品の市場調査
→製品の市場、業界のトレンド、消費者の属性など、顧客の要望を徹底的に調査 - 完成した商品説明文を顧客と共有
- 記事提出後の4日以内の修正を受け付ける
→納品物のアフターサービス
この7点が彼の仕事を成功に導いている。WebライターでSEO対策、キーワード選定、依頼されたテーマの調査はふつうにあるが、調査の掘り下げ方が依頼主の業界を熟知したコンサルタントレベルのところまで踏み込んでいるところが彼の強みであり、顧客の信頼を得ている点だと思う。
また、納品後の修正を受け付けるときは、記事の構成、キーワード選定方法、表現方法について説明をする。そして、顧客の不満がどこにあったのかを探り、それをフィードバックとして次回の仕事の精度を高めるためるために役立てている。
彼はこれだけのことを心がけて記事を書き続け、これまでに13000本以上の商品説明文を納品したという。9年で13000本の記事を書くとなると、1年で1450本くらいの記事を書いてきたことになる。年に240日の稼働をしていると仮定すると、1日に6本の記事を書くことになる。月では120本の記事を書くことになる。
顧客が依頼する記事は何本あって、1本の記事に求められる文字数はどれくらいで、市場調査にどれだけの期間をかけて、月に120本の記事を書いているのかはわからなかったが、この方の1月の仕事の進め方を見てみたいと思った。
今回紹介した話しはBusiness Insiderの公開記事となっていますので、有料会員でなくとも閲覧できます。リンクを貼っておきます。